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IKEA買い物レポート2012
@IKEA新三郷店
2012年02月18日

去年の年明け早々、IKEAで今のこの家の多くの家具を揃えた。リビングの壁一面の本棚、ダイニングテーブル、PCデスク。ベッドカバーやクッションまで合わせた諸々まで、多くの要素が我が家はIKEAだ。ただし、ポイントとなるモノはカリモク60だったりする。IKEAでファンデーションをつくって、キラッと見せたいモノは別で買う。このスタイルがIKEAらしい。ということで、今年も早々にIKEAに出掛けた。去年買うのをスルーした食器棚を探しに。
北欧はスウェーデン。青と黄色の反対色の組み合わせのロゴは、スウェーデン国旗と同じ。シンプルで独特。アイデアをデザインに取り入れたあたりは「北欧デザイン」として日本でも周知されているとおりだ。そんなデザインの家具や食器などを「組み合わせる」ことでバリエーションを持たせ、自分で組み立てることで低コストに抑えられている。
組み合わせ、組み立てる。これがIKEAスタイル。まずは、2階のショールームからスタート。買い物の仕方なる案内が最初にある家具屋もIKEAならでは。部屋の大きさ、用途、使用する人までを絞り込んだ提案型のショールームが続く。それを見ながら、パーツパーツで必要なモノ(欲しいモノ)をメモしていく。ペーパースケールと鉛筆と控えをとるメモ用紙を手に、ショールームを歩き回る。このショールームと実際に商品が並べられているバランスが、個人的には好きだ。

ソファならソファ、椅子なら椅子。ダイニングテープが並ぶエリアは「普通の家具屋」に近い。ただ、値段は安いが。ショールームから具体的な家具のエリアを抜けてキッズエリアを抜けるとレストランがある。スウェーデン料理を低価格で。このイートインから漂う匂いにいつもやられそうになる。

自分の買いたいものの番号を控えたら1階へ。まずは食器類が並ぶエリア。問屋?と見まがうほどのセット売り&低価格。同じ白い皿でもちょっと違う!と思わせるのは北欧デザインだからか?今年もたくさん買ったがその中でも、バスルームの椅子が「らしかった」。座る面に黒のドットがいくつもあって、それが滑り止めになっている。機能美?というやつか。黄色い袋からはみ出して、大きなカゴに大量に入れた品物。最後は、2階でメモした番号の品物を自分でピックアップする倉庫エリア。大量の荷物を抱えたまま、欧米風のレジを通って終了。発送するより車くる人の方が多いかな。食料品があったり50円ソフトクリームなどのあるビストロで休憩したら、気合いを入れ直して駐車場へ移動。大量の荷物を持ち帰ったらがんばって組み立てるのみ。

ふと、日本風の商売とはまったく違う視点から成り立った商売だなと思う。日本の場合、パッケージかして一つひとつブレイクダウンした料金をあいまいにして利益をまぶしている。ではなく、側面、底面、上面の板と釘とネジを売るという商売。安いのは、運んでもらって組み立て済みという「楽」さがないから、と明確だ。だから、これだけ安くても商品が「悪かろう」なわけではないことが分かる。

ファンデーション、つまりベース。それをIKEAにしてポイントとなるものに「お金」をかける。家をつくりあげる中で、これほど力強い店もないだろう。

ぼくはIKEA FAMILYのメンバーだ。そして、この店にきっと、通い続けるだろう。