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アートとホテルのバランスが絶妙。
ちょうど良い感が素晴らしい空間です。

京都のホテルで良いとこはない?なんて聞かれると、京都駅の中にある「ホテル近鉄京都駅」は値段と利便性のバランスがいいし、リーガロイヤルも時期によってはお得。ハイアットリージェンシーは、そんなに背伸びしなくても泊まれる上質といったところで、つまりは、いろんなタイプのホテル(旅館を入れると、もう無限にある)があるので、一概に、ここ、というのは避けている。

例えば、大学生の一人旅で、ユースホステルなどのシェアじゃなくて、ちょっとちゃんと泊まりたい、という人や、私たちのような家族連れ、もしくは、大人の女性ペアなどにおすすめの、なんともシーニックなホテルが、ここANTEROOMということになる。ここ最近、東京だと浅草あたりで増えてきているタイプのホテルだ。

今から5年前。出来たばかりのこのホテルに、産まれたばかりの息子を連れて宿泊したのが始まり。それからリノベを経て、今回は、これまでレジデンスだった棟に宿泊した。部屋の広さは、もう言うまでもない。ワンルームマンション仕様(セパレートタイプ)のバスルームも快適だし、なによりリビングスペースが嬉しい。そして、部屋にも、廊下にも溢れるアートたち。展示会で大きく展開しなくても、ちょっとしたアート感が非常に気持ちが良い。バーもレストランも、ロビーもギャラリーも、宿泊者のためにちゃんと存在しているし(レジデンスとホテルが混在していた時よりも)、それでいて、なんともアンニュイ。情報交換の場としても成り立っている。その空気感がたまらない。

ちょっと遠い、アクセスが悪い、というイメージはあるだろう。だからこそのこの値段でのこの部屋の広さなのだ。京都駅が七条と八条の間にあって、八条口から南に九条まで下がって、そこから徒歩で5分ほど。小学校や民家があって、もともとアパートだっただけあって、近くには町のスーパーマーケットがあって、これがなかなか使える!が、営業時間が朝の9時から、夜は7時だったか、8時だったか。結構、、、つかえない。ので、ちょっと歩いてコンビニに行く。京都駅から歩くのが面倒なら地下鉄で一駅。市バスが使えれば、もうアクセスの問題は感じない。