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空港 展望デッキ

音も風も空も匂いも声もカチャカチャいう金属音も目の前の、頭の上の、身体の四方八方の、なんというか「展望デッキ」に立って、そこにある すべて に ホッと する。

成田空港は滑走路に近く平行線上にデッキがあり、関西空港は違うビルからのぞく。羽田は国内・国際線は小規模ながら空いているので比較的好きだ。伊丹空港は空港への進行ルートの端にある堤防から見上げるとものすごい迫力だ。地方の空港もいい。なんだか、デッキに立って、ぼんやり眺めているだけで、すべてがとても心地よい。子ども連れの家族をみてると、あ〜、自分の子どもも飛行機好きになってくれたらな、なんて願いを込めながら見てしまう。

出発する飛行機に手を振り、着陸した飛行機を向かい入れる、手旗信号で。機体の左側に開く扉、普段、搭乗するときには見れない「働く人」たちを眺めるのも、実にいい。

写真は羽田空港第二ターミナル(2011年11月撮影)