ビールメーカー
Beer-maker

中国、アメリカ、ロシア、ドイツ、ブラジル。次いで日本。キリン調査(2007年)によるビール消費国の上位がこれだ。チェコが1位だった時代からここ5年ほど中国の消費率が上がっている。

そんなビール。日本で一番で飲まれているアルコール飲料であり、昨今ではワインの本場フランスでも若者のワイン離れ、ウォッカの本場ロシアでも若者のウォッカ離れが叫ばれ、で、若者達は何を飲むかというと、ビールなのである。アジア、ヨーロッパ、北米、南米。ビール消費の多い地域は、もはや全世界へ広がろうとしている。※人口から言って、単純に中国が消費ナンバー1になると考えられる。

メソポタミア時代からワインと同じく飲まれていたビール。現代のような瓶や缶で飲むようになった始まりは19世紀のカールスバーグ(デンマーク)と言われる。以来、現在では世界各国でビールメーカーがひしめき合う。世界最大のビールメーカーは、「バドワイザー」で有名なアメリカのアンハイザー・ブッシュを買収したベルギーのアンハイザー・ブッシュ・インベブ 。次いで、アメリカの「ミラー」を買収した南アフリカのSABミラー。以降、ハイネケン(オランダ)・カールスバーグ(デンマーク)連合となる。

ビールのブランド(銘柄)が、どんどん買収されたり提携したりで、世界のメーカーは大規模になりつつあり、日本の大手メーカー、キリン、アサヒ、サッポロ、サントリー、オリオンも世界の買収合戦に巻き込まれようとしている。アメリカ・カナダの「モルソン クアーズ」、イギリスの「ギネス」、フランスの「クローネンブルグ」、ドイツの「レーベンブロイ」、中国の「青島」、タイの「シンハー」。そんなメーカー(ブランド)が、合併を繰り返して、大きく3つか4つぐらいに再編されるのだろうか。きっとそうなる将来が、そこまできているように思える。

大事なのは箱ではなく中身。エビスがサッポロになって味が変わった……なんて寂しい話だ。

ビールメーカーの再編は、発泡酒(原料に麦芽を3分の2未満使用)や、第3のビール(原料にエンドウ、大豆など麦芽以外を使用)の登場も無縁ではない。新たな開発、よりよい喉ごし。そんな研究開発には、やはり「箱」の大きさと企業としての「体力」がいるのだろう。

10年前と現在では、世界のビールメーカーランキングも、国別消費量ランキングも様変わりしている。これから先、どんな風に変わっていくのか。追求するのは「味」だけにして、利潤を追っておかしな事にだけはして欲しくない。何より、ビールが好きなもので。

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世界のビールメーカー
アンハイザー・ブッシュ・インベブ (ベルギー)
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