親子ファンラン

1qを親子で一緒に走る。そんな単純なことが、これだけお膳立てされた「大会」の中では、特別になる。スタートでは号砲がなり、みんなが一斉に飛び出す。もちろん、今回は「ファン」「ラン」。楽しみながら走る。なので、隣で走りながら、スマホの動画を回したりする。が、スタジアムを出て、周回する中で、序助に疲れてくる。そして息が上がってくる。と、歩いてしまいたくなる。そこを、頑張る。

走り続ける。

ゴールの見えない間が一番しんどい。頂上のみえない途上が、山登りでもっともしんどいのと同じ。あと、どれぐらい、ということすら分からず、「頑張る」ことが強いられる時間帯。そこを、どれだけ踏ん張れるか。

親子で、動画を回しながら、もしくは写真を撮りながらしていた私達親子も、ここにくると、そんなことは放り投げて、二人で「いっち、に、さん、し」とかけ声を駆けながら走った。