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沖縄
ならではの
 
「基地」

沖縄のイメージといえば、抜群のリズム感、島唄、アイドル、高校野球。リゾート、青空、白浜、青い海。アグー豚に島豆腐、ラフテーにオリオンビール。尽きない。外国のように街の中に免税店(DFS)まである。これは、どうもすごい。八重山の離島には、文化が濃厚で、方言ののんびりさがフィットする。そこに来て、沖縄本島は、やはり都会。といっても東京から行くとのんびりしていていいところだ。国際通りのある那覇市から北上して宜野湾市。

住宅密集地に存在する米軍海兵隊基地であり普天間基地。沖縄の基地の中で、頻繁に耳にする基地で、海兵隊の拠点ということでも、沖縄ならではの基地、の中でもココは特徴的だ。宜野湾市の4分の1とも言われる広大な面積を占め、周りは緑の森で囲まれ、実際に見渡してみても、確かに住宅地が密集している。

「世界一危険な基地」とも呼ばれる訳がよく解るよな気がした。だからこそ、普天間(基地)の移転が叫ばれるようになり、今のところ辺野古への移転が決定された状態である。この辺野古移設に関しては、国際空港の多くがそうであるように、騒音などの問題を避けるため海を埋め立てて滑走路をつくる案。その埋め立てる海が、きれいな沖縄の海かと、、、色々とある。

普天間を見渡す丘に、普天間のすぐ近くに住んでいるというおじさんがいた。たぶん、ここに定期的に来て、私たちのような日本人と基地について、それとなく話したるするのだろう。

まず、私がその男性に尋ねる。このまま、例えば辺野古へ基地が移転されたら、この基地はどうなるんですか?男性は「まだ決まってないが、住宅地になる予定」と。続けて、「辺野古へ移転させたくない。基地が必要だというなら、必要だという所へ持っていけばいい」と。

基地のすぐ近く近くに住むその男性は、二機でやってきたオスプレイを見上げて、「うちの家からだと着陸間近なのですごく低空飛行する。ネジ(ナット)の一つひとつまで明確に見えるぐらい」と言っていた。数q離れた丘の上にいても、やはり戦闘機に騒音はすさまじかった。

普天間基地を「見る」というのは、近くまでいって囲んでいる森を見るか、近くの住宅街で戦闘機を見上げるか。

もしくは、ここ「嘉数高台公園」。普天間基地を正面にして左側に広がる絶景も楽しめる。

この展望台の駐車場の前には、美味しい鰹だしで、あっさり食べられる沖縄そばがあり、このエリアのランキングNo.1と暖簾に書いてあった。確かに美味しかった。