原発事故で避難を余儀なくされている福島県双葉郡の複数の自治体で、「数年以上の長期の生活を見越し、"仮の町"として住宅や商業施設、医療機関などを集約し整備する案」をすすめているらしい(朝日新聞より)。

同新聞では、いわき市が想定されているという。立ち入りが禁止されている、もしくは避難勧告がでている「町」が、町として成り立たない以上、他の場所で暮らすしかない。そこで「バラバラ」になるのではなく、ひとつのところに塊で非難する。そこに町をつくる。(仮)の状態。

震災から丸一年。これから数年、数十年続くかも知れない原発事故の影響を、この(仮)状態で生活しないといけない人を思うと、改めてその事故の影響の大きさが身につまされる。

だからこそ今、この「仮の町」は日本の、いや原発のこれからを考える全世界の人に向けたコトバだと思う。