マーケット

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ロンドンの街角で、京都のお寺境内で、ムンバイの映画館の横の空き地で、ナイロビの駐車場で。マーケットはいつもホットになれる。それは、モノはもちろんのこと、雰囲気がプラスされて、愉しくなる。食べて、飲んで、選んで話して。買うまでのすべてがマーケットの持つホットさだ。

写真は世田谷文学館の一階で行われた「セタブンマーケット」。区内を中心に書店や雑貨屋が集った。カレーの匂いとコーヒーの香り。同館2階で開催中の植草甚一展にちなみ、植草のパネルが「マーケットはこちらへ、と案内していたり。

食べて・飲んだら、てぬぐいや雑貨を眺めて、やはり本番の本屋たち。それぞれが、テーマを絞って「選りすぐり」を持ち寄り売っているので、色が濃厚に出て愉しい。雑誌の古本を扱うブースでは、私がまだ小学生の頃のPOPEYEやBRUTUSを見て、改めてマガジンハウス発信の文化を感じてみたり。その雑誌が、「日本のアニメ」なんかを扱う現代が、いやぁ、すごいなとか。アメリカ文化を伝えてくれたおかげもあるな〜なんて、いろいろ覗いてみたり。

このマーケットでは参加型のイベントもあり。なんだか、本当にマーケットって愉しいですね。