Maroon 5 Asia 2025 - Tokyo
Maroon 5 来日公演 東京ドーム 3DAYS

@東京ドーム
2025年2月8日(土)

[動画] ♪Harder to Breathe

今から20年前、ノエビアのCMで流れてきた「She Will Be Loved」に衝撃を受けたのを鮮明に覚えている。アダム・レヴィーンの伸びやかで透き通るような声、これがすべてだった。

唯一無二の声、その持ち主であるアダムは、1枚目のアルバムで世界中を魅了し、人気・実力ともにトップに躍り出てから、20年。メンバーを変え、アレンジャーを変え、ヒットソングを連発する彼ら。アダムの体には、タトゥーが増えていった。

今回、ヒット曲を連発する東京ドーム3DAYSを開催。このまま、アジアを回るのだろう。その2日目、わが家3人で観に行った。とにかく、素晴らしかった。

席はアリーナ、そのかなり後方。地鳴りのような低音が腹に響き、アダムの高音が天井を突き破る。開演は18時。そこからMCは少なめで、アンコールを合わせて1時間半(と少し短め)、一気に上質なエンターテインメントの世界へといざなってくれた。

今回のドームツアー初日、アダムはロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平ユニを着て登場。で、二日目は・・・。一気に真っ暗になったドーム、そして、ゆったりとしたリズムで演出が進み、メンバーが現れ、テンポよく一気に最高潮へ上るがごとく「Animals」が始まった。素晴らしいオープニングだった。そして、アダムは上着を脱ぎ、、、2日目は侍ジャパンの大谷翔平ユニだった。

This Love、Harder to Breathe、Sunday Morningと、20年前の超初期のヒット曲を奏でる彼ら。その音楽は、まったく古さを感じない。ロックというよりポップス。世界中に受け入れられた曲たちが並ぶ。そして、Payphoneへと続き、アダムの肺活量に感嘆、そして高音に感動だった。

プリンスの曲をカバーしたりしながら、セトリも終盤、Mapsはやっぱり名曲だった。そして、この日、一番長いMCが入る。ステージを歩きながら、アダムは「この素晴らしいメモリーは、私たちにとって貴重だ」と。そのまま、個人的にも大好きな1曲「Memories」へと。沁みた。

この日、コール&レスポンスを多用するアダムは、「Singin'」と観客をあおり、それに合わせてドームいっぱいの我々が声を出す。そんな繰り返しの中で、このMemoriesのサビ部分、アダムのSingin'に応えようにも、尺が長い、、、リズムは分かり、なんとなく歌詞も入ってるが、とにかく尺が長い・・・。なので、私はリズムに合わせて、体を委ねて、心地よい時間を過ごした。心地のよい時間だった。声が少し枯れ、少々ゆがみのあるアダムの歌声が、生感が丸出しで、本当に素晴らしかった。

本編は、全17曲。アンコールありきのセトリなので、この本編終了は、とてもあっさりとしたものだった。そして、アンコールの登場も、衣装すら変えてないのでは?と思うほど、素早く再登場してくれた。

ギターだけで、アダムはShe Will Be Lovedを歌い上げ、観客も各々に歌いところをうたって、聞きたい所は聞く。伸びやかな声は、健在だった。そして、13歳の息子のお気に入り、Girls Like Youが始まると、踊り狂うように手を振り、頭を揺らし、リズムを叩いた。息子の腕のアップルウォッチは、大きな音の環境を察知し、知らせてきた。

腹に響くビート、超満員の観客の一体感、そして、アダムの声。素晴らしい公演だった。



















             


             





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[動画] ♪Memories

[動画] ♪She Will Be Loved