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07年2月、ミュンヘンで行われた安全保障の国際会議で、ロシアのプーチン大統領が【アメリカの単独行動主義】を批判。さらに国際紛争の解決には国連憲章のみを正当として、NATOやEUなどの単独軍事力行使力も改めて批判した演説。

好調な経済とロシアの持つエネルギー資源の強みを裏付ける強気な発言として注目を集める。欧州の「東」側に対する、アメリカと「西」のミサイル防衛システムの欧州配備などの動きと合わせて、新たな東西ライン形成か?とも。中ロで表面上タッグを組んだかのような21世紀の動き。今後の言動いかんでは、さらなる注目も集めそうだ。

また、3月に入り、大統領の任期や現状不可能な3選なども認めるよう新たな制度化の道も検討され始めている。強さを増したロシアと、プーチン大統領の今を示しているように思う。
ミュンヘン演説