■東京・世田谷・祖師ヶ谷大蔵 (2020年7月29日)
   L'atelier de Plaisir     
 「ラトリエ ドゥ プレジール」

祖師谷大蔵駅から歩いてすぐのこちらは、12時の開展前には行列が出来る。ハード系のパンを極めたと言わしめる味は絶品で、とにかく素材にこだわり抜いてつくる生地に、合わせる具材がこれまたこだわりのたまもの。で、何がすごいって、そのこだわりが、100%味(パフォーマンス)に結び着いているところに、感嘆しつつの美味であって、リピート間違いなしの店。店内は、カウンター方式で、コロナ禍では同時に3名までしか入店できない。量り売りパン、定価の付いたパンといろいろあるが、店員さんにいろいろと質問しつつ買うと失敗がないかも。バトン、シェフのアドリブパンは男性の私も好みのどストライク。ビールのお供に。とにかくフルーツもしかり、特にどれもナッツ類のバランスが素晴らしい。美味しいの後に、どれも面白いといった感想。

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■東京・世田谷・九品仏 (2020年10月4日)
   Comme'N   
 「コム・ン」

九品仏の駅を降りてすぐ、いつも何人かが行列をつくっている人気のベーカリー。ここを語る上で、外せないのがパンの世界大会「モンディアル・デュ・パン 2019」にて日本人初の総合優勝を果たした大澤秀一シェフ率いるベーカリー、ということ。1つひとつのパンに、意味を見いだそうとしてしまう。ただ、シェフの「気持ち」が、大量に並んでいる店内のパンにどれだけ注ぎ込まれているか。そこが問題かな、と感じる。確かに、旨い。そして、わかりやすさというよりも玄人好みという感じもする。ハード系のパンにある本物感と、ナッツとの相性。子供は甘めをミルクと一緒に、親はワインと一緒にバケットを。そんな幅広さを噛みしめつつ、それにしてもオシャレなセンスを飲み込んでいく。くるみ、ナッツ、クロワッサン、どれもやはりしっかりと美味しいベーカリーだ。