薄切りの肉を持ち上げて、
鍋へ入れるときに思わず言ってしまう
「しゃぶしゃぶ」という言葉。

その言葉に乗せる
リズムがとても陽気で、
これが、
しゃぶしゃぶならでは、だなと思う。

とにかく待たせず、
サッと提供できるようにという
大阪商人が考えたらしい（ウィキペディア）が、

最近では「肉」をどんどん高級化して、
お座敷で、ゆったり、
贅沢に味わう料理になっている。

湯をくぐらせる「だけ」ということから、
素材勝負となり、
魚も肉も、
しゃぶ、しゃぶ、しただけで
ポン酢かゴマダレで
いただくスタイルは、
日本各地に名物しゃぶしゃぶを誕生させている。

写真は、富山県の氷見牛のしゃぶしゃぶ。「柿里」にて。

日本を飛び越えて、
英語でも「Shabu Shabu」と表記させるなど、
世界中で愛されている。