井上陽水、長渕剛、チューリップ、甲斐バンド。九州から全国へと羽ばたいたシンガーたちの聖地と呼ばれる伝説のライブハウス、それが「照和」だ。天神駅を出てすぐ、ふらふらっと岩田屋まで歩いてしまうと通り過ぎてしまうほど駅近の、その地下に、いまでもある。連日、ライブパフォーマンスが繰り広げられているというから活きている聖地だ。

始まりは1970年(昭和45年)11月21日。昭和の世の中を明るく照らしたいという思いから長浜公園や舞鶴公園で歌っている若者を集めたらしい(照和ホームページより)。一旦休業に入り、1991年4月に復活。1995年11月には長渕剛がフラッと来店し、2002年7月にはチューリップがライブを行っている。それぞれの出発点。そんな場所に足を踏み入れると感慨深いものがあった。年配の方もカメラをもって来店していた。若者も、音楽雑誌片手に店内で特性の「カレーライス」を食べていた。




ステージのバックには、サインが書きなぐられたパネル。ドラムセット、白のピアノ、マイクスタンド。なんとも、不思議と高揚感の湧き出る空間が、そこには広がっていた。

照和 
Fukuoka, JAPAN

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