スカイデッキ(屋上展望台) 
Roppongi Tokyo, JAPAN

3階から高速エレベーターで一気に52階まで昇る。耳がキーンとなる。気圧だ。ぐらい高層だ。東京・六本木ヒルズの展望台は、これまで52階にあったCITY VIEWだけだった。東京タワーから見下ろす東京の街、都庁ビルから見下ろす副都心の街。より高いパノラマ。そんな絶景を見たのはもう3年前か。去年、そのCITY VIEWよりさらに高い「スカイデッキ」がオープンした。屋外の展望台では日本一の高さ、海抜270m、地上238mから見下ろし、見回す東京の風景。もちろん、400m以上の高さから眺めたエンパイアステイトビルの展望台よりも迫力は劣るが、そこはオープンエアー。遮るものがない、つまり「風」を感じるのだ。

スカイビュー、スカイデッキ、森美術館のセット入場券1500円。

東京のシンボル、東京タワーが見えるベストビュースポットには、観光写真屋?が陣取っており、無料でシャッターを押してくれる。と、同時に別のカメラで一枚撮られ、エレベーターで52階に下りるとば〜っと張り出される。1500円、らしい。

その東京タワー方面から右側には東京湾。お台場やレインボーブリッジ、その先では羽田空港へ離発着する飛行機。ビルビルのごちゃごちゃ感が、なんとなく一つのアートのようだった。ヘリポートを中心にぐるっと一周。反対側は、皇居の緑の奥に、新宿のビル群が霞む。首都高はなめらかな曲線を描きながら流れる。東京。眺める景色は、どこか「ガラスのニューヨーク」と呼ばれた時代の彼の地を、思い起こさせる。パシパシとはじけるようにして何かが生まれ、摩擦熱を伴いながら動く東京の、ひとつひとつの「動き」を眺めるのは、まさにダイナミックという言葉通りではないか。

そんな絶景、というのがあったっていい。

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