サステナブルコーヒー

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サステナブルコーヒー


日本でも時々耳にするLOHAS(ロハス)。これはLifestyles of Health and Sustainability の頭文字をとった略語で、「健康と環境、持続可能な社会生活を心がける生活スタイル」のこと。このうちの「S」、「持続可能な」方法で生産されるのがサステナブルコーヒー。

これは、あるモノをなくなるまで使い果たすというスタイルで「発展」してきた現代までの動きに、ある種ストップをかけるムーブメント。石炭も石油も、木材も空気も、このままでは持続しないという警告。

コーヒー豆は、赤道付近の途上国で生産され、先進国で消費される。故に、低コスト化で農園主は貧困にあえぎ、生産される豆の安全性にも疑問符がつくようになった。そこで、スミソニアン渡り鳥センターやフェアトレード・ラベル・ジャパンなどアメリカ、日本、オランダ、ドイツで【環境や労働者の人権に配慮して栽培・生産する「サステナブルコーヒー」】の認証・推奨する団体が活動している。コーヒー農園が渡り鳥の休息場となったり、生態系への配慮、廃棄物の管理などこれからも果てることなく生産し続けられる方法を普及・指導している。無限じゃない地球で、グルグルとサイクルさせていく考え方は、今はコーヒー栽培において見られるが、実はどんなものにも適応できる考え方だと思う。