祗園祭・山鉾巡行 
Kyoto, Japan

山車が動く。鉾を建てた山鉾。
宵山の夜、烏丸と河原町の間の四条通は人混みになる。ただただ練り歩く、こんちきちんと言われる祗園囃子が鳴り響く中、交通整備の警官の笛の音が響く。その宵山が「祇園祭」だという感が京都で生まれ育つとあったが、本番は、その昔、流行病を鉾に集め、池に清めたという「山鉾」の街中の巡行。山鉾は全部で32基。くじとりしらずの「長刀鉾」を先頭に、くじで順番をきめて朝から京都の真ん中を練り歩く。

山鉾の装飾に、まず目を引かれ、そして、ゆったり流れ、進む時間が、じりじり焼け付く京都の夏の太陽の下で、なんだか特別だ。近代的な建物の中、消えた信号機、白い車線、なのに、そんなものをものともしない「雰囲気」。

辻回しの「四条河原町」の交差点から少し離れた場所であれば、比較的ゆっくり見ることができる。

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