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創業は110年を超える超老舗の天丼屋。元々4人で店を切り盛りしたことから八ツ手。今は、天ぷらを揚げるご主人と、ご飯を盛ったり副菜を単とする女性、そして店頭に立つ女性の六ツ手体制。とにかく、建物のアジが通りまでにじみ出ている。ごま油の香りがたまらない。テレ東系列の番組で何度も紹介される老舗の名店。天丼は、今でいうところのB級グルメなのか、店内にもその賞状が飾られている。店内に入ると、まずお金を支払い、案内された席に着く。ランチ時は確実に相席になる。もう、香りだけでご飯が食べられそう。
お品書きはシンプル。天丼は中と上、それに天重箱がある。天丼の違いは、えびか小エビか、そしてかき揚げがいかげそかいかの違いになる。私はまず、天丼の上をいただいた。えび2本、いかのかき揚げ、いんげん。もう芸術的な見た目だった。
天丼を待つ間、お新香が運ばれ、汁物はにゅうめん。これらが、天丼と天重箱ではレベルが変わって来る。天丼の上が1300円、天重箱が1700円なので、そのぐらいの差があるという感じ。このお新香とにゅうめんが運ばれると、天丼のお出ましが近い合図。ゆっくりと汁をいただきながら待つ。
そして、天丼。まずはサクサクとやんわりのバランスが絶妙で、具とご飯のバランスも非常に良い。揚げたて熱々、代々受け継いだタレ。いんげんを食べて、えびを食べて、かき揚げを。そんな風に何口かいただかないとご飯までたどり着けないほどのボリューム。どれも大満足の味だ。別の日は天重箱をいただいた。写真のお新香とにゅうめんは天重箱についてくるもの。えびは3本入っている。そこにいかのかき揚げといんげんは天丼上と同じだが、加えてなすが付く。正直、天重箱は、すべてを食べきるのは私には難しいほどのボリューム。なすが食べたくて、天重箱を頼んでしまうのだが。店を出る時の満足感はすさまじく、数日たった昼に、食べたくなって思い出す率も高い名店だ。

【和食 天丼】
八ツ手屋 @神田

2026年3月25日