サイコーにホッとする空間、、、本屋。
こだわりの空間、棚、コンセプト。オモロイ本屋を探す《本屋行脚》 ソノ壱
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ブックスとビア。これからの街の本屋をコンセプトに下北沢に2012年の7月、新たに誕生した本屋。下北沢という街の、2階。まるでアーティストのアトリエ風の店内には、【本棚まで売り物】の棚が並ぶ。アート、旅行、文学、料理、デザインなどなど。日本史・世界史の棚もある。モレスキンをはじめとする文房具もあった。
とはいえ、店内は狭く、品揃えはアマゾンになれた何でもありに慣れた世代には物足りない。
かも知れないが、この本屋は違うのだ。
欲しいものを「検索」して、サッと導き出して買っていく。そんなアマゾン的な本探しには向かない。そもそも、そんな検索する決めうち買いなら、「紙」である必要はなく、データ上でのやりとりで十分。
ここは、このB&Bはもう一度言うが本棚まで売るのだ。
本は紙の重さも含め、装丁を愉しむのだ。
その上で、善し悪しがあるのだ。
と言わんばかりのコンセプトである。
そして何よりも特徴なのが、ビールを出すこと。カフェと併設、旅行カンターと併設などなど、特徴ある海外(ニューヨークやロンドン)のような書店は東京を中心に増えている。が、ビールを出すのは珍しい。
カップに入ったラガービールが500円。店内中央の大きなテーブルに座って飲む。飲みながら、本を読む。
が、正直、高いビールを飲む人は少ないだろう。
おそらく違う。この店の、500円のビールの本当jの狙いは、ビール片手に本を語ること。本屋が、語りの空間である初心に戻るべき姿ではないのか、と思う。それを証拠に、毎週のように、夜にはイベントがある。
本屋であり、ビール片手にイベントが楽しめる「本屋」。
そんな場所だ。