来年、創業300年を迎える「赤福」。
名古屋や京都、大阪など大きな駅では必ずといっていいほど売られている「お土産」の定番。それゆえ、ならでは、かといえるか……。それほどに有名になっている。

なんといってもこの餅とあんの逆転の発想、そして、銀ピカの箱の裏についたあんをへらでこそげる感じ。なんともたまらない。甘すぎない絶妙のあんに相思相愛で結びついたかのようなほどよく伸びる餅。あんは餅のために、餅はあんのために。300年という歴史は、きっと変わらない味を守りながら、でもきっと、300年分、絶妙に進歩してきているのだろうことがわかる。それほどに、いつまでもおいしい。

本当においしいものは、いつまでもおいしいのだ、という代表格のように思う。

伊勢神宮を出てすぐの「おかげ横丁」に赤福の本店はあり、お茶とセットで頂くこともできる。できたて、のやつを。
ただ、赤福の場合、ちょっと時間がたったほうが美味しいのだけど……。

伊勢ならではの「赤福」

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