2023年に行われた野球の世界大会、WBCの決勝戦を前にして、円陣の声出しをした大谷翔平の金言が、こちら。
いまや憧れられる対象まで成長したスーパースター大谷翔平が言ったからこそ、余計にこのコトバは大きな意味を持った。
「憧れてしまったら、超えられないので」。
メジャーの世界で、だれもなしえなかった二刀流を貫いた彼だからこそ、この感覚はしびれる。
思えば、大谷翔平が日本で親善試合をした時、相手チームの選手は大谷のバッティング練習に歓声をあげ、拍手をしていた。「それでは、超えられない」。
かつて日本は世界でもトップを走っていた、と様々な分野で言われるようになり、それが過去になった世代が、トップになるには。
勝つためには。
戦いに臨む前の「人」の気持ちを、こうも鼓舞し、躍動させるコトバはなかったのではないか。
今、この日本で、とても必要な言葉だと思う。
2023年4月1日記
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