■ランチ(おまかせ) 8,000円 / 1人  
ペアリング 5杯 7,500円 / 1人

■最初はお手にとって一口で
・生しらすを、トマトのクルトンとニンジンのムース
・薫製したハマチとマスカルポーネ、じゃがいものクレープ
〈ペアリングは、シャンパン〉

■あるごのタルト
〈ペアリングは、ゲヴュルツトラミネールの白〉

■アンティボワーズ
明石鱧 トリュフ
〈ペアリングは、カリフォルニアのロゼ〉

■本日のお魚
イサキ 熟成 神経〆
〈ペアリングは、シャルドネの白〉

■不変のアルゴリズム
メイン 鹿児島産の和牛
〈ペアリングは、赤〉

■温かいお口直し
イサキの出汁にしょうがとフェンネ

■メロン 白桃 シュー

■mignardises

珈琲、紅茶、ミントティー、エスプレッソ(お好み)

面白く若々しい、丁寧な味に一口ずつ感動するフレンチ。まずは食材。そしてペアリング(アルコールとノンアルコールあり)。どちらも、料理を決めてから、口内アルゴリズムを計算してもサービス。これは、もう、おまかせに委ねて、ただただ「おいしい」とつぶやけばいい。素材はフランスからの輸入が多く、そこに鹿児島、長崎、京都と日本の副菜も使用。ペアリングでアルコールの入っている客とそうでない客で味付けを分けるのはカウンター(マックス8席)のみだからできる技。

で、料理。まずは一口でぱくりと頂く皿が2品。1つめは生シラスとトマトのトマトのクルトンが見事にマッチしたもの。そして、じゃがいものクレープを燻製したハマチとマスカルポーネでいただく一品。シャンパンとの相性がいい。そして、これは見事と言わざるを得ないあるごのタルト。フォアグラにリンゴの甘み、そしてチョココーティングにシナモンのサブレでサンドした、なんとも見事な一品。は、ゲヴュルツトラミネールの白が本当によく合う。ここからは料理。厨房からの薫りが食欲をかきたて、大ぶりの鱧の骨を丁寧にとったフリット。揚げ物には、ロゼがいい。魚はイサキの炭火焼き。万願寺唐辛子と一緒に食べると口の中でおいしい方程式が成立する。メインはシンプルにおいしいお肉を頂く。これだけシンプルにして、感動するのは素材を活かしているから故。肉に赤ワインが合うのは知っていたが、これがその意味であると体感する。

お肉までの料理が終わると、ここでイサキの出汁にしょうがとフェンネを加えたお口直しが出る。これで口の中のリセットする。

そしてデザート。本日のデザートはシュー。イタリア産のメロンに白桃のアイスクリームが大人でも楽しめる一品に。ゆったりした時間でサーブされるので、1つひとつを楽しみにして、目で楽しんで、食べて美味しい素敵な三段活用を噛みしめることができる。食後のお飲み物は、珈琲、紅茶、ミントティー、エスプレッソから。お茶菓子は、生チョコに胡麻を振りかけたものと、レモンのマドレーヌ。シェフが出てきてくれ、いろいろと話してくれるのが嬉しい。店で使っている食材を出して見せてくれ、なるほど鱧の大きさに驚き。入店して、食べて、話して、帰るまでの時間を、というよりあの空間を堪能出来る店だ。

【フランス料理】
L'ALGORITHME( アルゴリズム) @白金

2020年7月17日

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