ART in PARK HOTEL TOKYO 2018
アート大阪 × パークホテル東京
パークホテルトーキョー(汐留)
2018年3月10日(土)
共同通信社の本社ビル内、2フロアを占めるビジネスホテル、PARK HOTEL TOKYO。26階と27階を貸し切って、一部屋毎にギャラリーがアートを陳列するというホテル型アート展。同時期に開催中のArt
fair Tokyo 2018@東京国際フォーラムと3331 ART FAIR 2018@3331 Arts Chiyodaなどと共通チケットもあり。春の始まりの東京のアートフェアを楽しめるイベントの一角がこちら。東京、大阪、愛知のギャラリーが、小さなツインルームに作品を並べ、順番に見ていけるので、角部屋は大きい、とか、東京タワービューからスカイツリービューまで、部屋によってこんなに景観が違うのか、なんてことまで楽しめる。三大都市圏だけではなく、神奈川や京都はもちろん、台北やニューヨークからの参加もあり、これだけ多種多様なアートが俯瞰できるのは貴重な時間だ。
そして、このアート展の特徴はなんといっても部屋に飾るという点にある。自分の部屋に飾るとしたら、こんな風に、コレをもってくるとこうなる、というのが手に取るように分かり、しかも「買える」値段設定。5万円以下のものも結構ある。
これ、いいなぁ、と熟視していると、すかさず説明してくれる距離感が、ギャラリーそのもので、部屋によっては写真OKだったり、実際にアーティストがパフォーマンスをしていたりする。竹内義郎というアーティストの作品に心奪われ(一目惚れした作品は売却済みの赤いシールがはってあった)、ドミニク ルトランジェの幾何学にやられた。
あぁ、あの部屋の、あそこにこれをかけたら、いや、あの直線の一点に、これをおいたら。自分の狭い部屋を多い浮かべながらも、想像して楽しめる。ゆっくり、じっくり、埋没して時間を楽しみたいアート展だった。