アトムズ・フォー・ピース。原子力の平和利用。アメリカ、アイゼンハワー元大統領が1953年に国連総会で行ったこの演説は、原爆投下を行ったアメリカによる核技術の独占を改め、農業や医療、発電など原子力の平和利用を国際的に推進する姿勢を示したものと言われる(朝日新聞より)。

折しも、福島第一原発の事故を受けて、ヨーロッパなどで盛んに叫ばれている「脱原発」社会。そこにストップをかけるアメリカのオバマ大統領。イランの核の平和利用なども国際社会の中で宙に浮いたまま。そんな現代を象徴するコトバとして、これは深く、意義深い。



2011.07.31記