ベトナムと言えば、フォーに生春巻き、ドラマ「ドク」などを
日本にいて問われたら答えはこんな感じになる。
いやいや、バインミーがあるでしょう、という意見も分かる。

が、実際に、ベトナムに行って
「ならでは」を聞かれたら、バイク!と答えたくなる。

それほどに、ホーチミンでもダナンでも、
街に一歩踏み出せば強烈なインパクトがある。

それは数から言ってもそうだし
運転の荒さ(というか巧みさ?)もそうだ

あってないような信号
途切れるのを待ってから渡ろう、なんて思っていると
いつまでも途切れることのないバイク。

強引に、ぐいぐいと渡っていくのも
行ってみれば、はいはい、ベトナムならではだよな、と。

最近では、経済が発展し
日本車やドイツ車などきれいな車も増え
業務用の車も加えて道路上は飽和状態。

電車や地下鉄などのインフラがない分
全ての移動がバイクや車(かっこいい自転車の人も増えてきた)になり
国民の多くが集まるホーチミンでは

道路標識もならではのものになっている。

ホーチミンの街の中心では
3車線のうちでバイクが通れる車線が示されている。

※それを守る?取り締まる?というルールの大前提が
日本とは全く違うところも、ベトナムならでは、かも知れないが。

街から、省と呼ばれる郊外に向けて続く道では
このバイク天国が、輪を掛けて凄まじくなる。

この無秩序の中で
事故が多発しないのが

ある意味不思議だ。

今のような、バイク天国のホーチミンが
この先、昔懐かしい光景になったりするのだろうか、と

15年前に行ったとき
10年前に行ったとき
と、今のホーチミンのバイク天国

変わっていないとこからして
ノスタルジックに思い出す光景になるのは
ずっとずっと先か、
もしかすると、思い出す光景になんてならないのかも知れない

と思えるほどの
ならでは、だ。



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バイク天国ベトナム
ならではの
道路標識