Bリーグ観戦レポート
アルバルク東京 vs 横浜ビー・コルセアーズ

@墨田区総合体育館

アリナーナSベンチ側ホーム2列目
2017年1月22日

スピード感、パワー、音楽、リズム、どれも、初体感。
高身長な者たちが駆け回る
狭いコートでのテクニックが見事。

キュッキュとバッシュのこすれる音がして、ボールがバスケットに吸い込まれる「シュポッ」という音にゾクッとする。バスケットボールの試合って、そういうのかと思っていた(個人的には、そういうのが好きなのだが)が、ぜんぜん違った。

アルバルク東京。TOYOTAが出資する最強チーム。東京と愛知をダブルホームに構え、野球で言えば巨人、Jリーグで言えば、創設された当初のヴェルディ。なんともイケスカンと感じている人も多いと聞く。が、ただ、私はバスケ初心者。東京だし、まぁ、ねぇ、一応、ということで、幼稚園児と一緒に行くので昼間の時間帯(午後3時)から試合開始の日を選んで観戦に行った。と、なんと、代々木じゃなくて、錦糸町だった。だからこそかな?千人ちょっとで満員御礼の、観る側からすると、ちょうどいいキャパで、よかった。(スカイツリーも間近で観られたし、唐揚げは300円で生ビールは400円という良心的な値段だし。まぁ、墨田区の体育館だからかな?)。

プロ化するにもすったもんだで、なんと、リーグが2つに分裂するというごたごたを演じたバスケットボール。ソフトバンクに川淵チェアマンを迎えて、ようやく一つのリーグとして始まったBリーグは、開幕戦、華やかに地上波で生中継した。それが、なんとも良かった。だから、早速、チケットを取ったわけで、そのチケットも、スマホにアプリをダウンロードすると、チケットが入ってきて(例えば、2枚買うと、アプリ上で送付する、と、送った側からは消える)、当日、それを係員に見せると、電子スタンプがポンっと押されてTHANK YOU FOR COMING!!と、なる。おお〜、なんだか、いい。

さて、試合。いささか会場内が騒がしいというか、DJがうるさいとは思いつつも、チアが盛り上げる様は、アメリカはサンノゼで観たジュニアカレッジのバスケの試合を思わせたが、いや、やっぱり、機械的な音が強すぎるな、とも思ったり。

4つのクオーターに別れ、トラベリングにダブルドリブルなど、基本的なルール説明があってから、さぁ、スタート。始まってからは、息をのむとはこのこと。ゆっく〜りドリブルしながら相手ゴールの方へ向かい、パスの送り先を見つつ、「チャンス」とみるやいなや、素早く攻撃に転じるスピード感!もうこれは、幼稚園児にも訴えかける圧倒的なパワーがあったようで。

しかも、幸運なことに、この日の試合は大接戦。25-26、15-18、18-14で第クオーターまで接戦で、最後の第4クオーター、持ってるな、と思わせる田中選手の3連続スリーポイントシュートなどで勝利。ちょうど、ホーム側に座っていたので、この時のベンチと観客の一体となった喜びは、ゾクゾクした。

試合後、コートを回ってハイタッチしてくれる選手。なんだろう、まだまだ、プロは「向こう側の世界の人」というより、すごく身近だ。これからどんどん大きくなるかもしれないので、今のうちに、是非!と、まだ観戦してない方には言いたい。

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