BONUS TRACK
ボーナストラック
@東京・下北沢
2020年8月7日(金)
平日の昼前、だからか人はまばら。小田急線の下北沢駅の地下化で大きく変化したこのエリアの、新しい「まち」がここ、ボーナストラックだ。駅から徒歩5分ほど。イメージしているごちゃごちゃした下北を抜けた辺りに、まるで住宅展示場のように?現れる。文字通り、ここは、ひとつの「まち」であるようにも思える。コンセプトは、“みんなで使い、みんなで育てていく新しいスペース"。これから、下北の線路街には、小田急が手がける施設が次々に出来ていく。その中にあって、「遊びに来る人」「商売をする人」「働く人」「シェアする人」などが、この空間を育てて行く(という)。
2020年のオリンピックイヤーにぶち上げるはずだったオープンは、コロナ禍で静かなスタートになったが、なるほど、1つ1つの店がこだわり抜いてて面白い。どの店にも「セレクトした」というこだわりが垣間見れて、歩いては、ちょっと休んで、また歩いて、という散歩に丁度良い。そういう意味でも、地元密着を売りにして、これから1つのアイコンになる、かも知れない。
現在は、元々駅前にあった本屋「B&B」がこちらに移転してきたのを始め、発酵食品を集めたデパート、台湾ソウルフード「魯肉飯」専門スタンド、フレッシュジューススタンド、朝からお粥、よるには日本酒まで楽しめる店、コーヒーとお酒と食事と静かな時間を提供する本の読める店、はたまた日記の専門店まで。「まち」であることの証拠に?古民家や廃ビルなど使われていない空き家を味のあるDIY・改装可能な物件として再生「omusubi不動産」もある。ここの前には、おむすびの具リングというガチャがあって、300円で息子もやっていた。ねらっていた「いくらリング」がおむすび型のカプセルから出てきて大喜び。他に、しゃけ、こんぶ、梅干しなどがあった。
本とビールの店、B&Bは、さすがに置いてる本が面白く、その下にある「恋する豚研究所
コロッケカフェ」では丁寧な定食と、きんきんに冷えたハートランドビールをいただいた。夜には、いろんなイベントも(コアファン向け)行われるだろうし、休日には、もう少し賑わうんだろうな、と想像しながら、ここをあとにしながら、例えば自分が、大学生で、この街に住んでいたら、とか、息子が大学生になって、この街に通うようになったら、確かに、この空間は、何モノにも代えがたい、心地良い空間だろうな、と。
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