日本ならではの
「茶菓子」
和菓子の中でもお茶請けの菓子を茶菓子という。
茶の間は、掛け軸や障子越しの風から季節を感じるが、茶菓子もその一興。
季節によって目でも舌でも楽しめる。
お茶の席では、苦みを抑えるためか、はたまた余計にその苦みを愉しむためか。まず、この受け菓子で「わぁ〜」となっていただく。
例えば香港あたりなら、小籠包を目で愉しむために細工したりするが、日本ではこの小ぶりで繊細な茶菓子に、凝らしを込める。お正月ともなると、その茶菓子をお重で愉しむというからすごい。
自分なりに、自分の好きなように崩しながら愉しむ茶の席にも
やっぱり欠かせないのが茶菓子で。日本人の心、粋と雅を感じることができる。