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「カラーハンティング」展 
@21_21 Design sight (東京ミッドタウン内)

2013年09月07日

無条件に楽しかった。この美術館の企画展とは、とにかく相性がいい。というよりも、ツボが同じというか、本当に個人的に大好きな場所だ。

で、今回のカラーハンティング展。世界を旅して「色」を「採取」する。水彩絵の具を、その光景(風景)の中で取り出して、少しずつ、少しずつ「その」色に近づけていく。カラーチップの上に塗り重ねられていく内に、同体化していく。

ぴたっとあった空の色と木々の色と大地の色。青、緑、黄色のトリコロールは、旅して出会う「色」の中でも、ぼくは一番すきだったことを思い出したりしつつ。

体験型の展覧会。ざっと印象的なのは、肌色系のフレームのめがねがいくつも並べられていて「自分の肌と同じ」色のフレームを探したり、いくつものカラーチップの中から自分の着ている服の色を探す。などなど。

採取された色と、自分の色との出会い。それらを楽しみながら、最後の最後の、色をつかって空想の動物を描く。

構成としても、実に面白い展覧会だった。

夏の、風の、色。後ろから扇風機にひらひらあおられて、とても涼しげ。その扇風機の前に中国人団体客が立って涼んでたが・・・。

宇宙の色を紹介するパネル。これがなんだかとても宇宙的で一枚撮ってみた。あ、写真撮影は可。

藤原大氏によるカラーハンティングの模様。なんだか雪景色の中で、赤い絵の具がとても印象的

セレンゲティへ行って、ライオンの毛並みの色を採取。それをつかって作ったシューズがラジコンで走る。

カラーハントしたセレンゲティのライオンの色。

カラーハントしたマサイ族居住地の土の色。

カラーハントした365日の空の色。

朱鷺の色

古の色

八重山の色

色の温度計

カラーマシンガン

肌の色めがねを見るサングラス型ミラー

やさいの色

自分の服の色

息子は、未来の色を紺色、に。紺は、浅葱からはじまって濃淡がかわる色。できるだけ「濃い」未来がきますように。