代官山散歩
@東京
2012年03月10日
パリのようでバルセロナ、時々ニューヨークな顔も見せる
晴れでも雨でも曇りでも、全天候型のしっとりした街です。
蔦谷書店を目当てに行った。本を中心に、それぞれのサービス・商品がまとめられた巨大な「箱」は、ダイブして半日、いや一日中楽しみたいところ。例えば、「旅」なら雑誌からガイドブック、紀行文に写真集が集められて旅行カウンターがまである。横にはスターバックスがあって、広々したテーブルにカップを置いて、雑誌やガイドブックを山積みにして旅行の計画を立てる人もいる。海外で、特にニューヨークでよく見るスタイルだな、と思った。同じように料理なら本と一緒に食器が、文房具、アート、建築。本当に凄まじく面白い。面白いのはそこが「TSUTAYA」であること。2階はレンタルCDやDVDがある。が、そこはひと味違ってレコードジャケットや伝説のギター?までが飾られているという、このなんとも「くすぐってくる」感じがすごい。完璧に、ここは東京広しといえども、大好きなスポットになった。ちなみに、1,2,3と建物が別れていて、真ん中の2階にはバー?があった。積まれた洋書の上にカウンターがある、なんともお洒落な空間だった。
さて、ここは「DAIKANYAMA T-SITE」。「次世代のTSUTAYAを作る」というコンセプトで出来たこの場所は、当初のTSUTAYAが目指した「本、映画、音楽を通してライフスタイルを提案すること」に行き着いた、とか。なんだろう、ネット時代に一番帰依する処というか。うまく言えないが、とにかく楽しい。テレビゲームばかりしている子どもが、実際にホームランを打った感覚に痺れるような?つまりなそういう場所だ。
蔦谷書店の隣には、同じ敷地内に「代官山T-SITE GARDEN」がある。ここはカメラと写真を徹底的に楽しめる専門店や、子ども、ペット、自転車。「友人や子供、愛犬と一緒に足をお運びいただける場所」と広報されるように、確かに誰と行っても楽しい場所だ。もっとも、「ひとり」でも行っても、十分に楽しい。
代官山といえばレストラン、カフェ、専門店。洋服や食事を目当てに行くことが多いかもしれない。おいしいメキシコ料理があったな、というのが個人的な感想。そんな中で、この「DAIKANYAMA
T-SITE」の総合的な?コンセプトは非常に面白い。駅から歩いてすぐの場所にあるので、少々遠回りをして「個性的な」色んな店をのぞきながら、行くのが代官山散歩の真髄かと。今回は、「松之助」でチーズケーキを買った。17時を過ぎていたので有名なパンケーキは終わっていたが、このチーズケーキ、本当にレアでしっとり濃厚で美味しかった。