屋台、露店、出店。呼び方は色々あっても、縁日や祭りの焼きそばにお好み焼き、かき氷にリンゴ飴、金魚すくいまで並ぶと「出店」と呼びたくなる。狭い参道にずら～っと並ぶカラフルな出店に、ウキウキしていたのは小学生の頃か。それをピークに、やっぱり今でもテンションは上がる。

世界中に屋台はある。が、ここまでド派手な屋台もないだろう。それはそのはずで、それはもはや一つの「出店」というジャンルだからだ。と勝手に思っている。近所の神社で春や夏に行われるお祭り。友達同士で、おこづかいを握りしめてあれこれ買ってはTシャツにつけて叱れたっけ。

綿菓子はあんまり買わなかったが、えびせんはいつも買っていた。金魚すくいはしなかったけど、ヨーヨー吊りはなぜかはまった。そんな思い出に浸れるのも、日本の、お祭りの、ならではの出店があるからだろうな。