アメリカ料理なるものがあるのかどうかはこの際さておき、ソウルフードとしてハンバーガーがアメリカ人のそれであることは疑いがないだろう。

東京にある「アメリカ」。横田基地の真ん前にあるこの店は、アメリカンダイナーと銘打ち、大きなフードチェーン店展開をする「際グループ」の第一号店だ。

ここ最近、マクドナルドがプレミアムバーガーをアメリカの各地方の名前をとって売り出してはバカ売れし、佐世保バーガーや恵比寿にある「ブラッカウズ」など、国産牛の旨みとバンズの質の良さでハンバーガーが見直されている。ハンバーガー、ホットドックにサンドウィッチ。やっぱり好きな人は好きだろう。

この店には、ハンバーガー８種類、ホットドック３種類、他にサラダやカクテルなど、ふら～っと立ち寄って、ガツッと食べるには最適なメニューを揃えている。店内はオープンスペースで、とても気持ちいい。店員はくっつきすぎず離れすぎない感じでこちらもいい感じだった。

まず、ど定番にベーコン・レタス・トマトバーガーを。もう一つは、ナイヤガラバーガーなるチーズがどば～っとあふれ出ている一品と迷ったが、チリビーンズが恋しくなってメキシカンバーガーにした。生ビールはラージで700円。

まず、肉汁が噴き出す。そこにバンズの香ばしさと、トマトの程よい甘み。ベーコンとレタスがアクセントとなって、やっぱりこれだな、と思わせる。そして、メキシカンバーガー。これらも、ちょっと辛く、だけど奥深い味でぐっと癖になりそうだった。そして、やっぱりアメリカ！ポテトを乱雑に添えてくれると、それだけで、うれしくなった。メキシカンバーガーにはサルサソースが付くので、それでポテトを食べるとなおグッドだと思う。