ロウアーシート、中央からやや浦和よりのバックシート。ピッチとの距離感がいい。ボールを蹴る音が心地よく響き、ディフェンスラインも綺麗に見れる。絶好の席で、ドルトムントの攻撃力、速さ、パワー。それに相対する浦和の連携。なんとも素晴らしい試合が展開される中で、スタンドからは「声」よりも「視線」があつまっているような。みんな集中して、プレーを見ている。わいわい、がやがや、そんな「応援」は、今夜だけはよそうよ。まるでそう言っているかのような立ち上がり（とても静かでよかった）。試合が進むにつれ、レッズの応援が声を増し、意外にリードを許した展開に、新チームになったばかりで、じゃっかんのちぐはぐ感があるブンデスリーガチャンピオン、ドルトムントが「本気になる」。埼玉スタジアムには6万人弱の観客が入り、雰囲気は、とても素晴らしかった。ああ、大きな試合って、大きな試合特有の良さがある。

チケットをくれた親戚の方に心から感謝です。