元祖有名駅弁と全国うまいもの大会
@京王百貨店 新宿店
2011年01月16日

駅弁の甲子園。そんな異名を持つこの駅弁フェアは、毎年1月の開催を重ねること46回目。1966年の第一回大会から続くフェアだ。関西では阪神百貨店の駅弁フェア、そして関東はこの京王百貨店ということになるらしい。さすがに、すごい人出だった。

昨年、一番売り上げたのは「いかめし」と定番ものが、そして2位は山形米沢牛の「牛肉どまん中」、三位は甲州のカツサンド。さすがに今年もそれらは行列を作っていた。

今年、注目は青森と九州へ開通した新幹線。その路線の駅弁が話題性もあって人気のようだった。特に、青森県の「浜焼きホタテ海鮮ひつまぶし」弁当は、会場の7階から階段をグルグル下の階まで行列。1時間待ちだった。

まずはチラシ片手に大混雑の会場内を巡る。なかなか進めず、行列しているブースの前を通る度に、はやめに並んだ方がいいのでは?と気持ちばかりが焦る。最初に狙ったのは「神戸のステーキ弁当」(1200円)。が、整理券を配っているようで、次回の販売まで時間があった。じゃ、と「飛騨牛しぐれ寿司」(1200円)の行列に並ぶ。美味しそうな匂いが充満している。並んでいる間もチラシを眺めながら、ふと目に飛び込んだ「鹿児島黒豚 赤ワインステーキ弁当」(1050円)。黒豚の旨さは鹿児島で食べた時から知っている。それに「赤」ワインとは、なんともそそるネーミングでは。ということで、飛騨牛の列を外れて鹿児島黒豚の列に並ぶ。最後尾はどんどん後ろへと伸びる。弁当箱に次々と詰められる黒豚。その匂いだけでも、満足な感じ。なんて美味しそうなんだ。お弁当を買い、どうしてもあの匂いにやられてイカ焼き(350円)を一つ買い、会場内でいただく。

確かに、旨い。新幹線で、これを食べたらもっとも旨く感じるだろうが、1050円も出せば、焼きたての肉が食べられるかも、、、なんて気持ちがわくも、いやいや黒豚は無理だろうなんて。ぱくぱく間食してから、ふぅ〜と一息。食べ終わると、やっぱりあれにすればよかったとか、あれはどんなだろう、、、と思ってしまう。そうやって「悩める」のも、このフェアのいいところなのかもしれないな、と、会場を後にした。さて、この黒豚の赤ワインステーキ弁当、何位にはいるんだろうな。

→ reportに戻る