思えば、2020年のシーズンはコロナにやられっぱなしだった。開幕戦のエスパルスに勝ち、ホーム開幕戦は昨年の覇者マリノスとの一戦。チケットをとって待っていたところ、二日前にまさかの延期。それから、、、観戦できないまま21節まできた。入場者を5000人にしぼった超厳戒態勢から、少し規制を緩めて行われたガンバ戦。いつものゴール裏ではなく（チャントが歌えないので）、バックのホームセンターからしっかりと試合を見ようと楽しみにしていたところ・・・

台風。大雨。13列目の私たち家族の席は、屋根から雨がポタポタと落ちる滝行のような中での観戦だった。まるでどろんこサッカーさながらの重馬場の中、ボールは進まず、セットプレーに重きをおいた闘いだったが、見ていて、やっぱり楽しかった。席は一列を空けて、両横にもスペースをおいたゆったり仕様で、目の前のピッチからはサッカーの声が堪能出来る。この日、キャプテンマークを巻いた森重の、チームを鼓舞する声が響く。キーパー林からの指示も響く。声、ボールを蹴る音、そして、雨粒が落ちる音。（下の動画をクリックしてみるとその音が聞ける）

いろんな意味でとても貴重な観戦になった。（寒かったけど）