美味しそうな料理写真が「性欲」のように「食欲」を刺激する。
だから、そんな料理の写真のことを「フードポルノ」と呼ぶ。
雑誌やメニュー表などは、
後ろに黒い板をかまして湯気を見せたり、
ライティングに魅せ盛りなどで、「美味しそう」に魅せてきた写真たちが、
ここ最近のツイッター・フェイスブックと行ったSNSで
大きく変わってきた。
提供された「ごく一般的な」ひと皿を、
素人が携帯電話のカメラで撮影してアップする。
そして、それが広がっていく。
そんな行為(提供された料理の写真を撮る)にどこか寛容な日本の場合は、
お店側も広告効果を意識していると思われ、
「他のお客様が写り込んだり、料理が冷めますので」と撮影を断るお店は、
それはその意味通りの意図があって、
あとは、どうにも困った習慣だな、と思っているところがあるのだと思う。
料理の写真を撮って欲しくない時は、禁止のマークを。
そして基本は、撮ってもよくて、
撮る側も、それを撮らせてもらってツイートできる、という、
なんというか、そういう持ちつ持たれつの関係が、必要になってきている。
2014.04.27記