(朝日新聞より)
人間は「概日リズム」と言われる約24時間サイクルの体内時計を持ち、食事、睡眠、排泄などに伴う体温や血圧、ホルモン分泌、脳の活動などを変化させ、調節している。

生活が不規則だと、体内時計が乱れやすい。日中に脳が十分に働かなくなるほか、食事の時間がずれるとホルモン分泌が乱れ、高血圧につながるとされる。認知症やがんとの関連も指摘されている。

体内時計の乱れは、睡眠障害や糖尿病など生活習慣病のリスクを高めるとされる。人工知能(AI)で集めたデータを解析し、改善のための初となる指針を作り、健康寿命を延ばすことにつなげたいという。(厚生労働省)

働き方が多様化し、場所や時間を選ばなくなっている。それを可能にするデジタルの波に合わせるように生活を続けると、体の中の「正」のサイクルから崩れることになる。時差ぼけを治すには、太陽の光を浴びて「昼」を感じて、それから眠ればいいということを聞いたことを思い出す。

これからの時代には、覚えておきたいコトバだ。


2018.11.25記






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