数寄屋橋交差点のシンボルだったソニービルが解体され、2020年秋（つまり東京オリンピック・パラリンピック終了）までの期間限定で出現した大都会的公園、銀座ソニーパーク。土地（地面）が高いのはもちろん、もはや上層階の空中ですらお金になる高層ビル街に、あえて平地の公園。地下は3階まで沈む空間設計は、なんだかとてもソニー的と思えたり。

東京を発信するラジオ曲、ホッと一息するトラヤカフェ、地下に降りると藤原ヒロシ的コンビニエンスストアがあって。Tシャツやエコバックが缶ジュースやおにぎり風に売られて、便利なものをコンビニ風に陳列。その前の屋台風Tシャツ屋では、aiboを飼っていたり。下に降りると地下鉄直結。昔ソニプラがあったあたりで、ここでは銀座の大運動会（準備中）。普段はローラースケート場。ここにも、いろんな人が一息つけるベンチがあって、地下の公園といったところ。

最後はシネマカフェ。このあたりにソニー的要素を感じる。ゆったりしたスペースは、都会で働くビジネスマンにとっては嬉しい休憩所。確かに公園だな、と。目玉となっているのはBeer To Goで、スプリングバレーブルワリーが提供するテイクアウトのビールスタンド。美味しいビールを買ってゆったりしたシートでまったり。映画に音楽に各々に楽しみながら。ここは銀座。公園といっても、いろんな企業がイベントを繰り広げるので、広報活動に使われるという定めからは逃れられず、セントラルパークのようにはいかないが。