まずは、この美術館の箱としての魅力がある。
ザ・隈研吾といわんばかりのデザイン。
隣接する図書館が、なんとも素敵だった。
ガラスの美術館。この専門性もいい。

展覧会は、高橋禎彦氏の遊びゴコロ満載のガラス作品。
展示の仕方も面白く、1つひとつの作品をじっくり見て
う〜ん、と絵画的に鑑賞するより
空間を埋め尽くす楽しげな作品群の中に
飛び込むようにして楽しむのが心地よかった。

中に、ハッと思わせる作品の前で
タイトルを見て、なるほどね、なんて言いながら
見て回る。一部屋で完結するだけに
何度もぐるぐるまわった。

ガラスというものが
壊れやすく
だからこそ繊細で美しい
といった感覚を、良い意味でぶち壊してくれる
曲線、フォルム、そして、色。

ガラスの世界って奥が深い。

そして常設展。こちらがまた凄かった。
宇宙空間のような演出に、ガラスの存在感が際立つ。

印象的なのは、色と形。
自然美を思わせるフォルムに
人工的な色、というバランスも絶妙だった。

とにかく見て、感じて、没入するのに
最適な空間だった。



 





 





 





 








 










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TAKAHASHI YOSHIHIKO playtime
高橋禎彦 playtime 展

@富山市ガラス美術館
2021年4月17日(土)