・マニア餃子(焼き餃子)大(12個) 1290円
・マニアな揚げ餃子 550円
・本場の水餃子 海老 490円
・春巻き(1本) 300円
・極・鶏ラーメン 680円
品川駅の高輪口から歩いてすぐ。ビルの2階に位置するこの店は、コンセプトとして台湾の屋台の雰囲気を醸し出している。とにかく店員の誰もが気持ちのいいぐらい元気なのだ。台北のどこかの街角のような。ただ、ここは餃子の専門店。台湾のビールやザーサイなどは、台湾のものを提供していると、やたらと台湾押しなところも、非常にエキゾチックだ。
さて、餃子。注文が入ってから皮を伸ばすところから始めるので、最初に何か前菜を注文するように促される。が、とにかくお通しのザーサイが旨い。ビールとザーサイだけで十分に餃子を待てる。餃子はもちろん、揚げ(餃子)と焼き(餃子)、それに水餃子は海老を選んだ。そして、春巻きを。
最初に出てきたのは春巻き。あれ?ぺっちゃんこ?と違和感を抱きながら食べたら、餡の旨さが究極。これは、むだにふっくらしているものより、ぎゅっと詰まって美味だった。いやぁ、餃子専門店だけれど、この春巻きのレベルも恐ろしく高い。
そう、この店は、百名店に選ばれているだけでなく、ミシュランのビルグルマン。しっかりと安定した旨さがどれにも光る。
そして、餃子。まずは上げ餃子から提供された。ポン酢でいただく。一緒に行っていた中2の息子は、この揚げ餃子の旨さにうっとり。しばらく味をかみしめた後は、興奮したように、お代わりを注文していた。確かに、いままで知っている揚げ餃子のパリパリとは一味も二味も違う代物だった。
続いて焼き餃子。大量に頼んだので、そわそわしながら口へ運ぶ。はじの一口。・・・しまった。途中で噛んでしまい、中から肉汁がびゅっと飛んでしまった。以降、反省して、一口で口の中へ。普段慣れ親しんだ焼き餃子(例えば名店・餃子の王将のそれ)とは、競技が違うというか、まったくの別物。小籠包のように口の中に広がるうま味。餡のレベルが、ここでも別格を感じる。そして、特別感のある皮。モチモチとして、ミミのカリカリが口の中で絶妙なハーモニーを織り成す。
水餃子は、味がしっかりついているので、そのままでお召し上がりください、と言われつつ提供され、口にいれると確かに、しっかりとしたお味。水餃子とはいえ、スープに浮いているわけでも、分厚い皮でもない。この味は、とても独特でいて特別だった。
餃子をいくつか追加注文して、最後の締めは極・鶏ラーメン。この白湯が癖になる旨さで、最後の締めに最適だった。白ご飯をもりもり食べていた中2の息子も、しっかりと麺をすすって味わっていた。
店の活気につられ、ビールも進む。旨い餃子と活気のある雰囲気。そこに流し込むビール。かしこまらず、わいわいと、一味ちがった味に堪能する。楽しい時間の過ごせる空間だった。
【台湾料理】
餃子マニア 品川本店 @品川
2025年6月28日