「平和記念公園は、旧太田川(本川)が元安川と分岐する三角州の最上流部に位置し、原爆死没者の慰霊と世界恒久平和を祈念して開設された都市公園です。」（広島市のホームページより）

もともと、広島随一の繁華街であったエリアで、今でも広電で楽々アクセスできる好立地にある。面積は122,100平方メートルと広大で、この公園の中に原爆ドーム、広島平和記念資料館、原爆の子の像などの様々なモニュメント、広島平和都市記念碑（広島平和都市記念碑（原爆死没者慰霊碑））などが点在する。

とにかく、丹下健三氏が造りあげた空間美に酔いしれつつ、平和への思いを強くする場所だ。

広島平和都市記念碑（原爆死没者慰霊碑）から、一直線に続く光景がシーニックだ。そして、とても不思議な気持ちになる。

あの日、1945年8月6日から時が止まったままの原爆ドームと、人工的に作られた直線的な美空間、そこに集う国内外からの多くの観光客。川沿いでは、路上ミュージシャンが音楽を奏でたりする。疑いようのない「平和な光景」。その中の、原爆ドーム。

個人的には、平和記念資料館から、原爆死没者慰霊碑に続く道と、その先にある原爆ドームまでの直線的な美しさが、シーニックだ。