.

.

ニューヨーク・マンハッタンのミートパッキングエリアの近く、ガンセボートSt.からハドソン川沿いに北へ延びる「ハイライン公園」。

2009年6月、廃線になった鉄道の高架跡に新しく登場した新スポットらしい。NYCの「緑」を追った雑誌『PAPER SKY』の特集が記憶に残っているが、マンハッタンは東京と同じく大都会でも緑が多い方だ。そんなニューヨークの新たなグリーンスポット。東京などでは屋上庭園が盛んで、土地の少なさをカバーしているが、廃線になった鉄道の高架を公園にというムーブメントは、なんだか今の時代を象徴している。

もともとパリで同じような動きがあったらしいが、今回、ミートパッキングエリアというアーティストが多く住むエリアでの動きだっただけに、「夢」に終わらず実現したのだろう。

スーツ姿のサラリーマンがサンドイッチを頬張るベンチや、廃線になった線路がそのまま残っていたりと、「これから」への一つの提言として、このハイライン公園は注目される。都会であればあるほど、「夏草や 強者どもが 夢の跡」的な【公園】は、これからの環境時代に向けて大事な意味を持つだろう。