早くからフォーミュラー1へ参戦し、世界的に知名度の高い自動車メーカー「ホンダ」。86年から20年、研究開発を進めてきた「航空機」をいよいよ市場に投入する。その名も「ホンダジェット」。広大な国土を持つアメリカの、その数パーセントの裕福層を狙ったジェット機市場へ。
今までのジェット機が「普通車」とするなら、ホンダジェットは「スポーツカー」だという。まず、このホンダジェットの特徴は「航空業界では常識はずれの異例のデザイン」性。尾翼付近の胴体部につけるジェットエンジンを主翼の上に左右1機ずつ搭載して空気抵抗を下げている。さらにエンジン関連装置を胴体部分に設置しないので機内の空間も広がり、なのに小型化に成功した、と。(朝日新聞2006.12.15参)
いかにも日本メーカーらしい。小型化に低燃費。そういうのがもてはやされる時代になっていることは確かで、、、だからこその期待もある。日本でジェット機と言えば、かの「有名IT社長」が女優をつれて南の島にいっていたように、「金あるぞ〜」という印としてもつような印象があるが、まぁ、それに大差はないとしてもアメリカでは、もう少しだけ実用的だ。1機のお値段約4億2000万円也。4年後の2010年に初出荷する予定で、すでに予約が100機あるという。