The 101st All Japan High School Soccer Tournament
第101回 全国高等学校サッカー選手権大会

@ 国立競技場(東京)
2023年1月7日(土)


記念すべき100回大会を終えて、次の100年へ。
そんな今年の第101回大会は、どこが優勝しても初優勝という4チームが準決勝へ進み、
昨年優勝の青森山田が破れた。昨年からようやく聖地・国立へと戻ってきた高校サッカー。
何度見ても、ハイレベルのチームがぶつかり合う準決勝は楽しい。
そして、高校生なので運動量も多く、展開も早いので見ごたえがある。

第一試合目は、大注目の鹿児島の神村学園 vs 岡山学芸館。
なんと言っても、高校卒業後、
すぐにドイツの1部ボルシアMGへの入団が決まっている福田師王に注目が集まる。
生で見ると、ガタイもよく、スピード感もあり技もキレキレ。
この選手を高校生の間に見られたことは、後々大きな財産になるのでは、と感じさせる。

そして、もう一人、大迫塁。
キャプテンマークをまく大迫は、少年時代からずっと注目される存在。
セレッソ大阪への入団が決まっている。
時々、会場の大型画面で抜かれる大迫の姿は、
絶対に勝ちたいという必死さがむき出しで、気持ちよかった。

対する岡山学芸館は、完全なる組織力。
結局、このチームが初優勝に輝いたが、
ここにも中学から6年間でチームを仕上げる仕組みがあったり、
幼馴染同士で全国を獲るために入学したというストーリーもあり。

とにかく、この神村と岡山の試合は面白かった。
素晴らしい試合だった。
まず、前半早々に岡山が先制すると、
攻めながらも得点できなかった福田師王が前半のうちに同点ゴールを決める。
そのまま後半に入って、先制したのは神村。
キャプテン大迫塁の芸術的なフリーキックでリードする。
ここで、試合が落ち着くかと思いきや、
岡山が、同点に追いつく。
両校の応援団の声も(声だし解禁だと盛り上がる)勢いを増す。

追いつかれた神村は、その7分後に勝ち越しのゴール。
大迫塁のプレーが本当に光った。
これで、勝負あったか、と思いきや、
またその数分後に岡山が同点ゴールを奪う。
これだけのシーソーゲームは、見ている側にとってはとても面白い。
私のいた側のゴール裏自由席には、岡山学芸館を応援するサイドだったので、
最後、同点に追いついたときには、大盛り上がりだった。

試合はそのまま同点で、PKへ。
神村学園一人目の大迫塁がきっちり決めて、岡山も決め、
そして神村2人目のキッカーが痛恨のミス。
次の岡山は確実に決め、神村3人目は福田師王。
ゆっくりとボールをセットして、ふーと大きく息をはいてから蹴ったコースはど真ん中。
キーパーは左へ飛んでいたが、なんとか足でボールをはじく。
PKを外した福田師王はうなだれ、そのまま、次のキッカーに決められた神村学園は敗退。

PKで勝敗を決めるというのは、本当に残酷だ。
これだけの試合を戦った両校に、勝ち負けが着き、
その決め方が運が大きく左右するPKとか。
ちなみに、この翌々日、大阪で開かれたセレッソ大阪の入団会見に、大迫塁は参加していたらしい。

2試合目。去年の準優勝大津高校 vs 京都の東山高校。
1試合目と同じく赤と青のユニフォームの対決だった。
スタンドの日陰は寒く、日があたるところはまぶしくて見ずらいというゴール裏を、
行ったり来たりしながら。
なんと2試合目も決着はPKとなり、東山高校が勝利。
この準決勝の観客数は2万人弱だったが、
翌々日に行われた決勝戦、東山高校 vs 岡山学芸館の試合は5万人を超える観客の前で行われ、
それだけ注目を集めるチーム同士の対戦となった。

高校サッカーのボールを最後まで追う姿、そして、豊富な体力、スピード感。
これは高校野球にも通じることだが、見る人に大きな感動を与えてくれる。























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