京都・一乗寺散歩
2006年2月4日
この日の予報は「雪」。……ということは!雪化粧した絶景じゃないの、と盛り上がった僕のテンションを一気に瞬間冷凍してしまう京都の冬、雪、それも北部一乗寺エリアの切るような寒さ。手は凍るわ、同行者Oの言う「タバコ吸うと末梢血管が凝縮してよけさむなる」という現象の過剰認識で、「さむいさむいあかんほんまさむい」なんて言いながら肩がこりました。
グレゴリーのパックが持つ撥水性さえもベチョベチョにしてしまうほどの吹雪の中、それでもやっぱり、素敵だったのは……
まず、のんびりムード漂うローカル線「叡電」沿線であること。学生が多く、食堂のおばちゃんは「大盛り」を注文
すると、茶碗ごと大きくなる、つまり「どんぶり」にいれて出されてくる感じ。散歩中の犬が走り回って、ぐらいしか
いない人の少なさ。これぞ休日、といった静かな雰囲気。やれ桜だの紅葉だのと大量に押し寄せる観光客もお
らず。確かに猛吹雪でしたが、それでもこのエリアの雰囲気は、「住みたい」ランキング、僕の中で1位ですね。
もちろん有名な「恵文社」にもよりつつ【詩仙堂】【曼殊院】【圓光寺】をゆっくりまわりながら。晴れたと思ったら雪が降って、チラホラ粉雪なら綺麗なものを、吹雪くもんだから、ほんと一日中鼻水が止まらず。
金福寺には行けず、喫茶店に入ってしまいました。一乗寺がいい!といわれたのはもう数年前ですが、なかなか遠くて行かなかった方も、ここだけを目当てに京都を訪れるのも絶対損はないかと。あとは時期ですね。確かに春や秋が一番いいですが、人だらけだし、夏は言っても暑いし、となると、冬将軍に挑んで感嘆するのも一つの手かと。