阿佐ヶ谷駅を出てすぐ向かいにあるビルの2階。中華やインディアンが軒を並べる一角に、質素な外観のお店。店内に入ると、オープンキッチンスタイルで、店員さんがものすごいスピードで注文に応える。テーブル席では家族連れや何かの仲間内のグループが。カウンターにはカップルや、一人できている常連客まで。なんともアット・ホームな雰囲気が漂い、いい香りが充満している。女将さん?風の彼女は、たまたまぼくらの目の前にあったドネルマシーンから牛肉を切り分けながら、あまりにも見過ぎたぼくらに?「ほいっ」と包丁にのっけた切れ端をくれる。と思えば、「何つくってるの?」ていう質問にもかなり気さくに答えてくれて、忙しそうに動きながらも気遣いがこまめ。トルコに行ったとき、トルコの人は本当によかった、というのを思い出す。料理は、どれも合格点、とくに毎日焼くというトルコパン(エキメキ)は最高で、ドネル・ケバブも添えられたオニオンとトマトを混ぜ混ぜにして、ライスを絡めると最高だった。ほうれん草を中にいれてやいた舟形のピデは、誰が食べても旨いとうなるはず。料理にビールがよくすすんだ。
最後はトルコチャイに本日のデザート。バナナのプリンだったが、ぼくには少々甘すぎたようにも思うが、同行者Reは「とんでもない、おいしい、おいしい」とぱくついていた。お会計を済ませていると、いきなり店内が暗くなり、BGMがハッピーバースデーに変わった。と、テーブルに座っていた一人の紳士が立ち上がり、そのテーブルにケーキが運ばれ。どうもその紳士の態度から見て、完全なるサプライズだった様子。なんとも、暖かい店だなぁと、またの来店を誓いつつ、店を出た。
【トルコ料理】
イズミル-Izmir- @阿佐ヶ谷 2009年3月14日(土)
(左上)ドネル・ケバブ(ビーフ) \1575
(中央上)カルシュク・メゼ(S)\1,260 と
エキメキ\263
(中央下)本日のデザート\630とチャイ\210
(右上)ウスパナックル・ピデ\1575
(右下)エフェスピルスナー \630