JAL工場見学 SKY MUSEUM
@羽田空港 新整備場
2018年7月8日
これが無料だとは、信じがたいほどのエンターテインメント、すごいとしか言いようのない世界が見られる。だからこそ、予約が取りにくい。航空会社が格納庫へ案内する工場見学は人気が高く、未就学児は安全上の理由で参加できない。わが子が小学生に上がる半年前、今年の1月に早々に予約を入れて参加した。
日曜日にやってくれるのが、JALの場合嬉しい。参加者はほとんど、というより全て、子連れ家族だった。浜松町からモノレールに乗り、国際線ターミナルの次、新整備場駅を降りるとすぐになるのがJALメインテナンスセンター1。見学はここで受付になる。入ると入館証がもらえ、ネックストラップはプレゼント。見学は大きくわけて3つのブロックからなる。合計1時間半ほど。
『航空教室』では、スライドを使ってJALの歴史、そして飛行機の不思議、さらには空港のことまでわかりやすく説明してくれる。その教室の外に広がるのが『展示エリア』。体験型のシュミレーションや、モデルプレーン、制服体験にスタンプラリーまで多種にわたり、隅っこにグッズショップもある。他で買うより少し安い、ような気もする。息子は、サッカー日本代表(ロシアW杯仕様)塗装のモデルプレーン200分の1がどうしても欲しいとねだり、値段的に高すぎだとしぶる親を何とかして(野菜を食べる、宿題をはやくする、挙げ句、良い子にするなどなどの交渉の末)ゲット。8,000円弱だったので、安いかも知れない。制服ギャラリー、JALのコンコルド、1964年の東京五輪仕様のバックなど展示はゆっくり見て回っても、ミュージアムと呼ぶにふさわしい出来。毎年の新入社員が手作り新聞のようなもので、JALを紹介するのも面白かった。
この日は大入り。教室も2つに別れ、20名弱のグループになっていよいよ『格納庫見学』へ行く。
政府専用機が来ているから、時間によっては見られる、と期待を持たされたが、残念ながら見られなかった。格納庫は2つ。一つ目は車検のような細部までじっくり検査するもの。この日は一機が検査を受けていた。そして2つ目の倉庫に移動して、700時間飛行した飛行機が定期的にやってくる整備場へ。ボーイング737の小型機と、トリプルセブンの大型機が停まっており、エンジンが分解されて、これは普段、絶対に見られない光景。
柱が1つもない広大な倉庫に飛行機は最大で5機入ると言う。下に降りて、間近に見る飛行機の大きさ。そして、これから飛び立つ、という緊張感のようなモノがない、ゆっくりしている機体は、なんだか、温泉にでもゆったり浸かっているようにも見える。滑走路が近く、この日は離陸に使われることもあり、轟音が轟く。その滑走路の近くまで出て、2分間隔で離陸する飛行機を何機か見送った。JAL、ANA、スターフライヤーにソラシドエア。どれも大空へ飛び立つ姿はすごい。それをグランドレベルから見上げられることに興奮する。写真を撮り、我を忘れて凝視し、そして飛行機を見上げる6歳児の息子には、きっと忘れ得ない光景になったはずだ。