日本代表戦は、このコロナ禍ではなかなか試合が組めず、2020年は欧州組でようやく試合になったという異例の事態。サッカーを普通に興奮できない時期が続いた。そして、ようやく、コロナ禍での試合にニューノーマルが成り立ち、フル代表は先日、韓国に3-0で圧勝。このU-24は、オリンピックイヤーが順延になって、今年の今、最終調整に入ったばかり。相手は、南米王者、個の力が融合して、目立ったスター選手がいないだけに組織力まで併せ持つアルゼンチンが相手。個人的には、こんな世界レベルのプレーヤー達のサッカーが、目の前で、激しくプレーするのを見られただけでも幸せだ。とにかくアルゼンチンのパワフルかつ、ピタッと足元につく軽やかなパスワークに見とれてしまった。いやぁ、コロンビア戦を見たときにも感じたが、世界最高レベルのサッカーって、それが自国の国旗を背負って戦う本気って、凄まじい。
日本も、海外組を招集しての最終調整。2019年の大分戦以来、味スタ(東京スタジアム)に帰ってきた久保建英を見られたのは感慨深かった。渡辺剛、田川亨介と東京のメンバーも活躍している。なんだか興奮しっぱなしの90分で、見終わった後、なんとも言えない特別感に浸れた。
試合は冒頭、マラドーナ氏への黙祷から始まり、選手の声が生々しく、ぶつかりが激しく、ボールの扱いがハイレベルなゲームで、もう、ビールを飲むのも、何かをつまむのも、もちろん、iPhoneで撮影するのも忘れて没頭。とても風が強く、寒かったが、見ている時間が本当に幸せだった。楽しかった。素晴らしかった。
サッカーの面白さを、改めて教えてくれたゲームだった。観戦出来て、よかった。