ジャパン・クール

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今から7年前の2002年、アメリカのジャーナリスト、ダグラス・マッグレイが提唱した「ジャパン・クール」。これは日本発のサブカルチャー(アニメ、マンガ、JPOP、ファッション、映画、アート等)が今日のように世界を席巻する先駆けとなった。古くは桃山時代の茶道、江戸時代の役者画などなど、サブカルチャーが日本の文化に定着した例は多く、世界を席巻したという意味においては「浮世絵」以来とか。

中心はアニメ。スーパーフラット云々、色々言われる日本のサブカル(オタク系文化)がニューヨークのど真ん中で展覧会を開き、映画化され、グッズが売れ、「黒字化」できる文化へと成長。国際的な映画祭でも賞を獲得する「日本的な美意思」は、フランスを中心に世界でも【ファン】が多い。

そんなジャパン・クールを、「保存」する?国立の殿堂?2009年の今年、麻生首相は117億円をつぎ込んでお台場(予定地)にサブカルの芸術センターを建設すると発表。それに対して、役人がサブカルを牽引するのか?収支はあうのか?などなど反対意見も多く。ジャパン・クールを根底で支える、もっと違った「効率な」支援方法があるのではないか、、、などなど。再び、このコトバが注目を集めている。

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