サッカーならではの 「地元感」

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例えば、

最寄り駅を降りて

まっすぐ続く商店街

に、はためくチームフラッグ。

Jリーグのサッカーチーム

いつも行くパン屋にも、

美容院にもカフェにも

定食屋にも

貼ってあるポスター。

仮に、そういう自分の「エリア」に溢れている

情報なり広告なり、色なり、雰囲気。

そういうのを「地元感」と呼ぶとするなら

サッカーだからこそ出るものが多いと思う。

言葉では、割と簡単に地元密着スポーツ

なんて呼ぶこともあるが

企業がベースに作るチーム。

ホームスタジアムまでネーミングライツで

どこかの企業の冠がつく。

のに、だ。


サポーターが集まり、声を一つにして謳い

そしてその一戦にかける思いは選手と同じ。

近さがそこにはある。

プロ野球観戦にはない、どちらかというと

ローマのオリンピコで見たような、

あのおじさんがトッティに向けた言葉のような

そういう近さを、Jリーグの試合を見ていると

感じる。