歌舞伎座
東京、銀座。から少し外れた所に鎮座する歌舞伎座。数年前、歌舞伎座が高層ビルになって、その年に歌舞伎界の大御所が次次に他界して。なんとなくの曰く付き。そんな歌舞伎座は、やはりシーニックだ。ここ最近の訪日外国人客の増加、そして、ザ・ジャパニーズのKABUKIの世界。
都内には他にも歌舞伎が見られる場所はあるし、日本全国にも存在する。のに、ここ歌舞伎座が絶対な理由。それは、やっぱり威風堂々たる箱の箱としての存在感。
花道から、舞台へかけて、そして音響、ライティング。果ては三階まである客席と、それぞれを繋ぐ導線。地下の東銀座駅直結の土産物屋まで入れ込んだら、しっかりとしたアミューズメントスポットとなる。
劇場が1つ、そこに役者と技術者が集って、創り上げる世界感に、客が最後の仕上げといて存在する。そんな雰囲気を守りつつ、ここ歌舞伎座は、それにプラスする要素が、たくさんあるのだ。故に、シーニックスポットとなっている。